コーヒー

コーヒーが好物。

だからかコーヒーを作中に入れると割合きれいにまとまる。割合ね。

身近だからまとめやすいのかもしれないけど。

 

家ではハンドドリップで、外ではカプチーノをもっぱら頼むことが多い。

家でカプチーノ作れないから。マシンがない。

 

でもチェーン店のコーヒーはあんまり好きじゃなくて。

ボタン式のマシンで淹れられたコーヒーは粉っぽいし、エスプレッソマシンを使っていてもスタバとかのチェーン店だと技術にムラがあるし、何より忙しいからか丁寧じゃない。個人経営の小さなお店が好きかも。

 

テイクアウトで買うことが多いのだけど、買ったあと必ずフタを開けてミルクをチェックする習慣があって。

ミルクがムラなくきれいにスチーミングされてて、おまけにハートのラテアートなんかされてたら、グッときちゃう。

 

でもそういう店があんまり周りになくて。

アイコンにしてるコーヒーショップが今のところ一番お気に入りだけど、生活圏内を少し離れてるのが難点。

コーヒー難民。

コーヒーが苦手な君に砂糖入り甘いカフェオレを出してく策略

 

君のこと 尊重すればするほどに その背中だけを 見る時間増す

 

なんとなく毎日飲みたくさせていく カフェインにすら嫉妬している

 

ひとりでしか出来ないこともあるものと ブラックコーヒー味わう時間

君の背中にあるくぼみ

肩甲骨に挟まれたゆるやかな

弓なりのカーブ

 

広い背中を抱き締めると

あまりにも自然に

くぼみに沿う私の頭、頬、

 

温かく、君の匂いがたちこめる

もぞもぞと身をよじる君の肩甲骨が

翼のように柔らかく動く

お湯を沸かす

ドリッパーにフィルターをいれ

カップに乗せる

 

慣れた手つきで、変わらぬ手順で

 

コーヒー豆をフィルターに流し入れ

慣らし

静かにお湯を注ぐ

 

どうしてこうも儀式めいているのか

 

細く静かに湯気が立ち昇る

コーヒーを淹れている間

しいんと静まる小さなキッチン